バラタナティヤムについて

バラタナティヤムの音楽

バラタナティヤムの伴奏はカルナータカ音楽と呼ばれる南インドの古典音楽の様式に基づいています。演奏は、ナットゥヴァンガムを中心にヴォーカル、ヴァイオリン、フルート、打楽器(ムリダンガム)などがあります。

音楽は ラーガと呼ばれる旋律型とターラと呼ばれるリズム周期に基づいています。
「タカディミ・タキタ」などといったソルカットと呼ばれる打楽器の口唱歌(口三味線)による複雑なリズムパターンの組み合わせが中心です。伴奏をリードするのはナットゥヴァンガムと呼ばれるリーダーで小型のシンバルを奏でながら ソルカットゥを唱えます。

リズムパターンは ジャティーと呼ぼれる5種類の拍節(3、4、5、7、9拍)の組み合わせによって構成されます。
テンポは緩やかに基本速度)、中位の速さ(基本の2倍)、速く(基本の4倍)の3種類の組み合わせです。このように複雑な構成を持ったリズムパターンは アダブと呼ばれるフットワークを申心とした動きの組み合わせによって踊られます。

バラタナティヤムの衣装

衣装はサリーを仕立てたもので縁にゴールドの刺繍をあしらったものを使います。膝を曲げた基本ポーズをとった時 スカートの前のプリーヅが扇を逆さにしたように広がります。スカートタイプとパンツタイプがあります。
化粧は目に縁取りをして目立たせ手と足の先などを赤く塗るのが特徴です。


アクセサリーは 頭に太陽と月を模った物やジャスミンの花を模った物をつけます。その他、イヤリング、ノーズリング、ネックレス、ブレスレット、指輪など、たくさんつけます。